2009年2月9日月曜日

リスニング

 離職後の長旅を終えて、少し落ち着いてきたので、そろそろ書こうと思う。将来物書きで食べていけたらいいなと思っているので、このブログがその練習になると思う。あまりこういう事には慣れていないので、書きながら言葉使いや文体にも変化がでるだろうから、そういうのも楽しんでもらえたら幸いである。長く続けたいと思うので、あまりしんどくならないよう気楽に、マイペースに書いていこうと思う。

前ふりが長くなったので、そろそろ本題に…

 外国語大学出身ということで、簡単な通訳を頼まれたり、英語の勉強法について教えて欲しいと頼まれる事が時々ある。昔から言われている事だが、日本人は英語を読むことはできるが、話せないという人がいまだに多い。私は言葉を話すためには、その言語を聞き取れることが必要だと思っているので、そういう人にはまず最初にリスニングの練習をするように勧めている。そこで、今回はリスニングの勉強方法について書こうと思う。

 とある脳科学者がいうには、英語の勉強にはドラマが適していると言う。英単語の意味は文脈が決定するため、1文だけを読むのではなくストーリーの中で英語に触れる事が大事だからだ。また、ドラマは映画と違い役者は基本的に画面の方を向いている。そのため、視聴者は役者の口の動きを見ることができる。これは子どもが母国語を習得する方法と類似するため有効だと言う。韓流ブームに乗っかっているおばさま達の韓国語がとても上手なのはこういった理由からなのかも知れない。

 さて、私自身はというとリスニングを特に意識して勉強した事はない。ドラマも時間がないのでほとんど見ない。その代わりに本を読んだり、資料を見ている後ろで、英語をバックミュージック代わりに流している。個人的に効果が高いと感じているものは、やはりストーリーがあるものだ。それも、ニュースや小説の朗読ではなく、二人以上の登場人物がいて話がすすんでいくものがよいように思う。特に意識して聞くわけではないので、部分的に聞いてもある程度場面が想像できるのがいいのだろう。

 結論として、リスニングの練習にはストーリーのある英語を聞くというのがいいだろう。話の流れを考え、その言葉を発した人間が何を意味しながら言ったのかを考えながら英語を聞くことによって、自然と英語を聞く力が身に付く。この「自然」というのが大切で、外国語の習得には外国語を母国語と同じ様な感覚で使う事が習得の近道であると思う。リスニングが上達してくると、英語をいちいち日本語に訳さなくなってくる事に気付かれるだろうと思う。英語を英語のままで理解し、英語で考える事によって、今度はスムーズに英語で話したり、書いたりできるようになると私は考えている。

1 件のコメント:

Mitsuko さんのコメント...

確かに、英語を英語で理解するって大切やと思う。子供が英語を学ぶように、自分も英語を習得していこうと心がけています。